経歴について①

映像翻訳の専門的な勉強を始めたのは2020年。コロナ禍のことでした。

なので、それまでは通学するシステムだった講座もオンラインで受講することに。頼りないポケットWi-Fiで、時たま接続を切らしながらクラスを受けていたことが懐かしいです。

私の職歴は主に2種類の業種に分かれます。
一つは『舞台芸術』、もう一つは『宿泊業』です。

元々、劇場が好きだった私は学生時代に舞台芸術を専攻していました。現代演劇やコンテンポラリーダンスなどを鑑賞して、ゼミ内で制作をしたりワークショップを受けたりして、舞台での表現をたくさん考えてきました。
音響や照明の操作も学生たちで行う学科でしたので、作品をつくる場面で様々な立場を経験することができました。制作(マネジメント担当)として広報のことを考えたり、照明の位置や大きさを決めるためにホールの暗い天井裏(キャットウォーク)で長時間過ごしたり。
中でも私は身体/ダンス/踊ることが好きでしたので、在学中は自分で振付をした小作品を3作品つくりました。

その後、英国ロンドンの大学院に進学して、引き続き舞台芸術の学びを続けました。パフォーミングアーツに関心があって集まった者同士、共通の問題意識も多く、とても充実した1年を過ごしました。
また、そこで逆に「私にはどこで何ができるだろう?」という疑問が湧いたことも覚えています。

論文の提出と口頭試問も終えて帰国してから、まずは国際舞台芸術祭での現場通訳のお仕事を頂きました。
稽古から本番まで一ヶ月、海外からいらした演出家と俳優を日本の俳優たちとつなぐ大変貴重なお仕事でした。

私のキャリアは、ここから「二足の草鞋」ではありませんが、2つのタイプを並行しながら進んでいきます。

続きは次の投稿で!


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