前回、私の職務経験には『舞台芸術』と『宿泊業』があると書きましたが、それぞれの分野でどのような経験をしてきたか少しご紹介したいと思います。
まずは舞台芸術について。とある国際舞台芸術祭のプログラムやデザインに心を奪われた私は、次のシーズンに応募してそのフェスティバルのインターンになります。舞台美術のお仕事にも興味があったので、テクニカル部門の下につくことが決まりました。
国内外からアーティストやカンパニーが集う国際芸術祭では、毎週、様々な会場で入れ替わり立ち替わり作品を上演します。馴染みのなかった土地で、そんな日々は本当に目まぐるしく…!そして面白く…!
時には通訳も兼ねた現場アシストを通して、舞台監督や技術分野全体のコミュニケーションやマネジメントの勉強をさせていただきました。
インターンの年を終えてからもスタッフとして海外輸送の手続きを受け持ったり、作品の担当をしたりと、その後数年間運営に関わって経験を積みました。
舞台袖に立つワクワクや、舞台裏で活躍されているあらゆるプロフェッショナルの方々へのリスペクトをそれまで以上に大きくして、今現在も舞台好き人間でおります。
そして、もう一つが宿泊のお仕事。舞台関係と並行して、旅好き人間でもある私は宿泊施設で働いておりました。
小さな宿の良さで、対お客様のことも、宿の維持管理や清掃のことも、チーム全体で対応します。季節に応じたおもてなし企画を考えたり、町のガイドをしたりといったサービス経験もたくさん積むことができました。
以前お迎えした宿泊者の方が、翌年や数年後にまた泊まりに来てくださった時の嬉しさ等は忘れることができません。
双方の経験ともに様々な人との出会いが多く、その間を橋渡しをするような立ち位置になる機会に恵まれたお仕事だったと思います。学生を終えてからまだペーペーだった私は、社会人として働く面白さを知ることができました。
翻訳者としてのキャリアはまだまだ歩み始めたばかりです。これから育児などを控えている身ですが、今の私を形づくったこれまでの経験を土台にして、今後も色々なことに挑戦していけたら、こんなに光栄で嬉しいことはないなぁと思っております。
翻訳のご依頼も、もし何か上記の分野に関わることがあれば是非お気軽にお声がけください。(もちろん、そうでなくても!)
ここまでお読みくださり、ありがとうございます!
コメント
“経歴について②” への1件のコメント
[…] 長ったらしくなってしまうので、続きは②で! […]